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麻疹(はしか)のアジアでの流行と予防接種

2014/07/03

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって起こる病気です。空気感染、飛沫感染、接触感染によって、人から人にうつります。その感染力はウイルスの中で最も強く、麻しんを発症している人と同じ部屋にいるだけで(空気)感染することがあります。また、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、肺炎や脳炎などの重い合併症を起こすこともあります。

 世界保健機関(WHO)西太平洋事務局(WPRO)の情報によりますと、2013年(2013年12月20日時点)に麻しんの患者の報告が多かった国は、中国、ラオス、フィリピンです。これらの国における確定患者数は、中国が26,360人、フィリピンが957人、ラオスが68人でした。また、人口100万人当たりの麻しんの罹患率は、中国で21.2人、ラオスで11.5人、フィリピンで10.6人でした。

 フィリピン保健省が1月23日付けで公表した情報によりますと、フィリピンでは、今年1月1日から1月11日までに麻しんが疑われる患者は1,163人報告されており、このうち55人が検査で麻しんと確定診断されました。確定患者の多くは、マニラ首都圏(National Capital Region)、カラバルソン(CaLaBaRZoN)、中部ルソン(Central Luzon)で報告されています。確定患者は1歳から35歳までの年齢層で、29%は1歳から4歳までの小児でした。確定患者のうち、麻しんの予防接種歴のある患者は21%のみでした。フィリピンでは、患者が多く発生している地域で集中的に予防接種キャンペーンが行われています。

 麻しんは予防接種で予防することができる病気ですが、予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。現在、1歳と小学校入学前1年間の小児に対して、計2回の定期の予防接種が行われています。海外の麻しんの流行がみられる地域へ渡航する前には、母子健康手帳などで、予防接種歴を確認してください。麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を受けたことがない方や1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方は、渡航する前に、早めに医師に相談してください。(厚生省HPより)

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